信じてたんだろう 何でも出来るって
子供の頃みたいな無邪気な夢さ
そのうち目は覚める 嫌でも大人になる
ラクして息することを覚える はずだった
あんなに転んで痛い目に遭ったのに
世界と同じ何にも変わっちゃいないね
あの冷たい明けの明星が僕らを捕らえてしまう前に
世界中の希望をかき集めて旅に出よう
“出来はしない”なんて囁く弱気な歌を
全力で振り切って地平の果てへ向かえ
擦り切れたレコード 錆びて朽ちた愛機(マシン)
周りはとっくに捨て去ったガラクタ
失恋なんだろうな 世界と自分への
それでも目が覚めりゃぐるっと元通りで
“賢くなれば苦労せず生きられるのに”
そんな人の話も聞いてないだろう
凍えるような夜明けが僕らに追いついてしまう前に
捨て去られた夢を拾い集め旅に出よう
“理想郷”へと続く閉ざされた道を
両の手でこじ開けて誰も知らない明日へ
何にも変わっちゃいないんだ…
賢くなったふりで盲目になるのなら
つじつまの綻(ほころ)びた現実が追いかけてくる前に
時代遅れの方位磁針(コンパス)を持ってさあ出かけよう
くだらない正義という酸素に窒息し
生きる力を捥がれた飼い鳥になるのなら
あの冷たい明けの明星が僕らを捕らえてしまう前に
世界中の希望をかき集めて旅に出よう
“諦め”という光で両目を潰す前に
束の間のバカ騒ぎのような この素敵な夜を止めて
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