遠い月夜の恋歌
あなたの声を辿って

ただ 夢よ 束の間の
青い月 翻る宵
散り翳る

掌に融けた雪 白
花弁とみえ
哀しげな微笑み
揺らいで立ち止る

吐息さえつかない夜に
重なる 花 いとしく
狂い咲くのならば ただふたりで

青い月 翳した髪を
ひきよせた 指先ふるえて
離せない いとしさ

雪 白  解けてゆく




降り積もる雪深く
ひとり凍えゆく宵

ただ 夢よ 束の間の
恋 明けて 凍え往く身に
積りゆく


ほどいた髪すべる指先
搦め手
ひとり辿らせた
首筋 刻まれた 花弁

吐息さえ白い 冬闇
舞い散る 花 いとしく
積りゆくのならば
今一度

束の間の恋
絡めた指に糸
辿り合う視線がかさなり
濡れてゆく

他 問えない 雪
融けてく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ゆき しろ

またしても雪の歌詞ですが雪女ではありません。
遊女に恋をした男の彷徨い歌・・・暗いです、
男は逃げてしまったのです・・・・から。


花弁=はなびら。 今一度=いまひとたび。

閲覧数:72

投稿日:2008/10/14 06:10:28

文字数:331文字

カテゴリ:歌詞

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