午前零時内臓の無い街灯が頭落とし
勝手に吐き出す裏町の喧騒
馬鹿馬鹿しい真似目にしたせいで
ずれてくメトロノーム
嫌気嫌気ばかりが差す

虚言と嘘つき恐ろしいやひそひそ潜り
勝手に言い出すこのマッチと献奏
神様はきっと盲人少女
あの子の瞼の裏側に見えた物は
焦った口は言う救えないよ
空っぽになる様にくらくら
ただ在るだけただ在るだけさ
言葉はかつて見えやしない
だから脳みそは投げて一人ずっとすっと踊ってきた
その名を如何せん知らず
メリーファントムまだ夢中

ご機嫌斜めの理想はまだ笑ってるけれど
埃だらけの時計は回んない
照明は見えてもすぐ捨てて
もう糧にもなれずに貴方は明日を望むの？
飽きた泣き声笑わないで
未だその問答に意味などないならば
また勘違いただ彷徨うばかりの勘違いだってさ
どうしようもなく愛しているから
だから今は笑顔で息止まるまで歌ってくれ
無垢を選んだ貴方に
メリーファントムまだ夢中

有象無象の愛憎と哀情をなぞる
もう此処もお終いね

だから脳みそは投げて一人ずっとずっと踊っていた
その名を如何せん知らず
メリーファントムまだ

だから後悔も抱えて過ぎ去って去って戻ってきた
いつかやっと会えたら
メリーファントムまた
メリーファントムさよなら