Tagak タガク

「慚悔、
時は身体を持って
指先を焦がした
頭に刻んだ愛憎
また何思ってるの？
瞬きの無い部屋
君の言葉を模す
残骸、
口挟んでくる洗脳
傷だらけ自我本能...

吐いた言語と
並んだ足跡
僕だけじゃ
居場所が無いのね
正真正銘を
祈った亡霊も
安息の去る場所へ
消えないぼくらが居て
消えたいぼくの
儚い心は...

誤審の目は此処にあって
蔓延る是非、シンドローム
憧れた愛好家
無我夢中　夢見る
錆びそうな理想が
見事に実り祈り煙となって
「みっともない」
嗚呼、なんてアイロニー！
揺れる恋　落ちたのです
無礼な格好...

眠られた波浪は笑い合って合って
空を巻いた
穴の開いた僕は青く成って鳴って
重なって
痣だらけの言葉は飲み込んで込んで
目に置いた
「名付けられぬ今はただ黙って待って
落ちていよう」
と君の言うその先には何が見えた？
白紙の様な身代わりじゃ...

愛を待った妙な晴天
忙しなく歩いてふらふらり
まだ身体は空、未完成
友の渇きと滑稽な顔
ただ考える紙人形
確かめた先にへらへらり
心を込め拍手喝采
隣の騒ぎが白々しい
居ないよ　僕は何処に？
まだまだ叶わぬ遠くに？...

吐いた言葉は
祈望を背負ってまた街を彷徨った
咲いた異体は
未知を睨んでまたばらばらになった
光る物から
一本道だけ
なら抜け出したいんだ
何も知らずに
盲目の愛
もう居場所が無いんだ...

午前零時内臓の無い街灯が頭落とし
勝手に吐き出す 裏町の喧騒
馬鹿馬鹿しい真似 目にしたせいで
ずれてくメトロノーム
嫌気 嫌気ばかりが差す
虚言と嘘つき恐ろしいや ひそひそ潜り
勝手に言い出す このマッチと献奏
神様はきっと盲人少女
あの子の瞼の裏側に見えた物は
焦った口は言う 救えないよ...