エンドロールが流れ始めた
結局僕は何を得た?
弱い自分を信じきれたのか?
硝子の破片を拾うように
笑えない日々を思い出しながら
もう居ないアイツに問いかけた
時間の流れは速いよな
気づけば何も無かった僕も
爺さんと呼ばれるようになった
最近は不器用でもいいと思えるようになった
愛嬌もへったくれもないけど
どうせ終われば何も残らないから
自分を救えたのか分からないけれど
よくここまで来れたよな
綺麗なものに憧れていた
不思議な形の宝石や髪飾り
偉人が残した合言葉
色んなものに興味を持った
いつからだろうか?
それ等を否定するようになったのは
この気持ちは本物だった筈なのに
深夜零時に魔法は解けた
いつの間にか周りと同じ物を欲しがる様になった
変えられると本気で信じていた
身の丈に合ったものを身につけるんだ
自分の価値観捨ててまで
哀れな獣を演じていた
けど本当は仲間外れが怖かったんだ
大人になってようやく気づけたよ
周りの目なんか気にしないで
流行りの言葉に騙されないで
僕らにそんな暇は無いはずだ
周りの評価を気にしすぎて
やりたい事すら満足にできず
自分を見失ってまで手に入れた物も
意図も容易く壊してしまう
そんな情けない男を僕は知っている
間違っても彼みたいにはならないで
せっかくここまで来たのだから
もっと自分の為に生きても良いんだよ
天に祈ったところで答えは出ない
賽銭投げても救いは無い
人生なんて逃げるが勝ち
壊れてからでは手遅れだ
君を笑いものにする奴を
友達と呼ぶのはもう辞めなよ
自分らしさなんて考えなくていいから
自分が求めている事は何か
本音ってやつに聞いてみよう
周りの目なんか気にしないで
流行りの言葉に流されないで
せっかくここまで来たのだから
もっと自分の為に生きても良いんだよ
他人にとっての正しさよりも
自分にとっての正しさを僕は信じたよ
笑えない日々に別れを告げて
他人にとっては駄作でも
僕にとっては百点満点の人生だった
心からそう思えたなら十分だ
誰かの特別になれなかったとしても
僕が紡いできた想いが君に届いたなら良いか
最後くらいは今までで一番の笑顔を
あの頃の自分に負けないくらい最高の笑顔を

君に届けこの想いよ
いつか君に届けたい
願いよ届けこの空に星に
いつかまた出会える
そう信じて進もう
僕らの世界へ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

笑えない日々よ、さよなら。

90個目の歌詞

閲覧数:815

投稿日:2024/01/08 15:32:05

文字数:986文字

カテゴリ:歌詞

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