藁をも掴めず（仮）

「きっともっと言葉はさ　描き出せるから」
いとおしい初めての記憶はバースデー
飛び出す心を一番に聴いていた私
音にならない可笑しな詞さえ
祈って歌にしていた
眠らないで描いた夢たちが
羽ばたくたび赤く遠ざかる
赤方偏移ね　まるで
誰より言葉を信じて
誰より言葉に絶望した...

いったいどうしたら、家に帰れるのかな…
時間は止まり、何度も同じ『夜』を繰り返してきた。
同じことを何回も繰り返した。
それこそ、気が狂いそうなほどに。
どうしたら、狂った『夜』が終わるのか。
私も、皆も考えた。
そして、この舞台を終わらせるために、沢山のことを試してみた。
だけど…必ず、時間が巻き...

（Aメロ）
また今日も　気持ちウラハラ
帰りに　反省
その顔　前にしたなら
気持ちの逆　くちにしてる
なぜだろう？　きみといるとね
素直に　なれない
ホントは　こんなんじゃない
ありのまんま　見せたいのに
（Bメロ）...

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キューティールームガール
（Cutie Room Girl）
●１番
ドアを開けたら　カラフル
白いアメ玉　×2〈ダブル〉
机の角〈すみ〉の　ビー玉〈マーブル〉
ひとつコロコロ　歩く
ヤッホー！　待ってたよ
ハロー！　ようこそ
さあ　おいでよ...

アラビアの夜
　骨董屋の女主であるルカは口元に人差し指を立てて静かに語った。
「……ここだけの話よ。このコーヒーカップにはイワクがあって―――」
　客は彼女一人、寒風が窓を揺らす中でルカは物騒な話を始めた。
メイコにしてみればこれから話す内容次第で目の前にある年代物のコーヒーカップを買うかどうかを吟...