月明かり照らされた君は
近づけないほど綺麗で
魅せつけないで
この心は欲しくなるほど苦しいから
すべては君を飾り立てて
時が止まってるようだ
ただ側にいるだけでいい
その一滴だけ吸わせてくれ
絡めとる手は儚く溶けて
僕を触れさせてはくれない
意地悪なんだね
そうやって惚れさせては遠ざかる
夢幻に咲いた君を手折ってしまいそうで
触れたらどこかへ飛んで行ってしまいそうで
どうしたらいい?
その妖艶な微笑みで僕を堕としてくれないか
まだ遠くに見えるのは夢なのか
届かない手を伸ばす
輝きを吸い込む鏡に
映し出された真実は
魅せられたまま
もう時間が無いと焦らした口実も
どうして君は俯いた
僕はどうしてしまった?
この熱は冷めないきっと
あの月を抱き寄せるまでは
嘘のような美しさの中
僕はただの額縁に過ぎない
わかってたのさ
結局君は違う世界に生きている
刹那に吹いた風が連れ去ってしまいそうで
どうしたら君を僕は繋ぎ止められる?
どうしたらいい?
その大胆な色使いで僕も連れていってくれ
その頬に触れたのは夢なのか
感触を手に感じた
夢だと言うのなら
僕は現実など要らない
妖しく光るあの薔薇を摘み取られないのならば
ここで死んだって
後悔はしないのだろう?
夢幻に咲いた君を手折ってしまうならば
そうとも初めから本望だったのだから
もう迷わないさ
その妖艶な微笑みで僕と堕ちてくれないか
もう近くに見えるのは夢のまた夢
届けよと手を伸ばす
とめどない夜
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