A 君と共に歩いた街で
  君と共に笑って
  時は過ぎてゆく
  流れる雲と止まない風に背を向けて
  いま、未来の方を見つめている

A 胸をよぎる記憶のカケラ
  キラリ キラリ きらめく
  腕を引くように
  別れのときがすぐそこにまで来てるのを
  ただ、知らんぷりして逃げてばかり

B いつかは終わりを迎える
  儚き日々 青い春 今日の空
  そっと近づく地点 その先
  右と左 別れ道

S 「またいつか」
  この場所で交わす約束
  涙 うたかた 希望の彼方
  桜 舞い上がる 遠い空の向こう
  進もう 不確かでも ひとつずつ


A 君と共に学んだ場所で
  君と共に笑って
  時は過ぎてゆく
  いつしか雪は空に還って消えてった
  ほら、春が僕らを包んでいる

B 「知ってた……。」今日までのキョリも
  この痛みも 後悔も 寂しさも
  だけど知りたくなくて 今さら
  揺れる 揺れる この心

S 「元気でね」
  この場所で告げる決別
  刹那 青空 桃色の花
  コトバ足りなくて思わず溢れ出す
  雫と笑顔がまだ混ざらない


B 時間だ 前を見ていこう
  抱えている不安さえ道連れに
  いつも輝きだけが満ちてた
  日々の先に別れ道

S 「ありがとう」
  この場所でやっと言えたよ
  声にならない想いをのせて
  桜 舞い上がる 空を飾るように
  交わしたこの手にほら、ひらり

  「ありがとう」「いつか、また会おう」
  ずっと忘れはしないよ 刻み続けるよ
  「またね」「さよなら」「さよなら」「さよなら」「それじゃあ、お元気で」
  桜、涙、笑顔、まだ青い空



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〔譜割り・ひらがな表記〕

A きみと ともに あるいたまちで
  きみと ともに わらって
  ときは すぎてゆく
  ながれるくもと やまないかぜに せをむけて
  いま みらいのほうを みつめている

A むねを よぎる きおくのかけら
  きらり きらり きらめく
  うでを ひくように
  わかれのときが すぐそこにまで きてるのを
  ただ しらんぷりして にげてばかり

B いつかは おわりをむかえる
  はかなきひび あおいはる きょうのそら
  そっと ちかづくちてん そのさき
  みぎと ひだり わかれみち

S またいつか
  このばしょで かわすやくそく
  なみだ うたかた きぼうのかなた
  さくら まいあがる とおいそらのむこう
  すすもう ふたしかでも ひとつずつ


A きみと ともに まなんだばしょで
  きみと ともに わらって
  ときは すぎてゆく
  いつしかゆきは そらにかえって きえてった
  ほら はるがぼくらを つつんでいる

B しってた きょうまでのきょりも
  このいたみも こうかいも せつなさも
  だけど しりたくなくて いまさら
  ゆれる ゆれる このこころ

S げんきでね
  このばしょで つげるけつべつ
  せつな あおぞら ももいろのはな
  ことば たりなくて おもわずあふれだす
  しずくと えがおがまだ まざらない


B じかんだ まえをみていこう
  かかえている ふあんさえ みちづれに
  いつも かがやきだけが みちてた
  ひびの さきに わかれみち

S ありがとう
  このばしょで やっといえたよ
  こえに ならない おもいをのせて
  さくら まいあがる そらをかざるように
  かわした このてにほら ひらり

  ありがとう いつか またあおう
  ずっと わすれはしないよ きざみつづけるよ
  またね さよなら さよなら さよなら それじゃあおげんきで
  さくら なみだえがお まだあおいそら




ライセンス

  • 非営利目的に限ります

サヨナラスカイ

今回は、みーぞさんの素敵な曲(http://piapro.jp/t/dEmO)の歌詞募集に応募するために書いた作品です。

イントロのピアノで桜を連想し、ちょっと時期は違いますが、高校生の卒業の歌詞を書くことにしました。

今回の募集の条件には「明るいイメージで」とありますが、一応クリアしていると思ってます。別れ自体は暗いイメージかもしれませんが、”卒業→未来へ”という前向きなイメージをこの歌詞には盛り込んでありますし。

歌詞のあとには、譜割り&ひらがな歌詞を載せました。
指定された文字数通りに書きましたが、まあ、念のために。

ではでは、よろしくお願いします。

閲覧数:158

投稿日:2013/01/07 12:32:11

文字数:1,629文字

カテゴリ:歌詞

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