限りあるこのときを ただ見つめるだけで 立ち竦む
まだ 見えてこない光を ただ 待ちわびている
ときが進むごとに 取り残されていく
あなたの声が 聞こえたの 夢の中
ときを止めたら 心まで 凍らせて
できるのならば このままで 醒めないで
薬指を あなたと 重ねて
時計仕掛けの 夢に咲くものは
赤く燃える恋と 儚い隠し事
小さな傷を 消せないようにつけて
絡みついて 止めて
逃がさないのよ ずっと
壊れ始めたときを ただ見つめるだけで 凍りつく
今 あなたにつけた鎖 ただ 引き寄せている
ときが進むごとに 遠ざかってしまう
あなたの声が 聞こえない 夢の中
ときが進んで 心まで 溶かされる
まだ足りないの 醒めないで 永遠に
閉じ込めたい あなたを このまま
時計仕掛けの 夢に咲くものは
蒼く光る瞳 拙い支配欲
小さな傷を 癒さないようにして
掬い取って 溜めて
飲み干したいの もっと
わたしの声が こだまする 夢の中
あなたの影を 追い続け 戻れない
あなたの声は 聞こえない この先も
笑いあった あの日に さよなら
時計仕掛けの 夢に残るのは
灰色の空虚と 冷たい恋の痕
小さな傷は いつの間にか深くて
絡めとられ 堕ちて
動けないの わたし
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