人刺し指
        詩:赤りんご@



世界がまわるその日は
僕らがまだ出会わない事で
回ることができるのか
それ以外は謎だらけだ

君が欲しくて
僕が要らなくて
用無しでデクノボウで
世界は僕なしに回る


髪色を染めた
少し大人の茶色
カラーコンタクトを入れた
君は気づくかな


この目から零れそうなほどの涙を
この指で拭いましょう
人差し指のお仕事ならば
何のためらいもなく人を刺そう


世界がとまったその日は
僕らが出会った後で
君が僕を罵倒し続けるのは
僕の存在を否定する指


どんな事をしても
君は振り向くことなく
残酷な裁きを振りかざす度
君はまた僕を罵るんだ


この頭から溢れるほどの君との
想い出をなにで消そう
人差し指のお仕事ならば
何のためらいもなく僕を刺そう


君が思う理想国家は
僕が思うものとは正反対で
また残虐を
また戦争を
また僕らを狂わせるものを作り出す僕を
君はまたこの名前で呼ぶんだ

「人刺し指さん」


この両方の指から
流れすぎた人の記憶が
僕を巡ってまた飛び出て僕を苦しめる
この目から零れそうなほどの涙を
この指で拭いましょう
人差し指のお仕事ならば
君だけの涙を拭いましょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

人刺し指

閲覧数:25

投稿日:2011/09/21 09:30:39

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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