たとえば僕の未来が
手に取るように分かったとして
僕はこれから幸せと
思えるだろうかなんて

見えない何かに焦がれて
いることに慣れたのかな
こんなつまらないことを
思ったりするのです

僕は幸せを追うことに
こだわりすぎてしまっていて
目の前の彼らを風景か
何かと一緒にして

ドラマやマンガの話に
僕が見える錯覚をして
鏡の中に言う
「不細工な顔してるよお前」

どうやったって何を言ったって
自分の足すら止められないのに
何持って何を以てして誰かの
歩みを止めればいいかな

僕にできる唯一はせいぜい
あなたの足を引っ張って
ここにいてよと自分の隣を
指差すくらいです

たとえば人の言葉が
本当か嘘か分かったとして
僕はそれでも生きようと
思えるだろうかなんて

表情のない文字に
踊らされているものでして
こんなくだらないことを
考えもするのです

僕は悲しみに酔うことに
自分の弱さを隠しては
目の前の嫌だを空っぽの
心の中に入れて

強くて優しい自分に
なれると思い違いをして
自分の胸に問う
「いつまで、
そこにいるつもりなの」

「どうせ...だって...
やっぱり僕は...」
頭の中では諦めたいのに
なんでなんでなんでそれが
許されない世界なのかな

僕がする抵抗はせいぜい
こんな言の葉を紡いで
それでいいよと自分を
言い聞かせることくらいです

たとえば僕の未来が
手に取るように分かったとして
僕はこれから幸せと
思えるだろうかなんて

たとえば人の言葉が
本当か嘘か分かったとして
僕はそれでも生きようと
思えるだろうかなんて

「くだらない」と
笑ってほしいのです
「つまらない」と
笑ってほしいのです

どうなったって何を捨てたって
あなたの声だけは聴いてたいように
いつだって何があったって
それだけは知っていてほしいんだ

諦めだって許されないのならば
せめてせめてせめて
今日の日だけは幸せを
歌っていたいから

ここにいてよと自分の
隣を空けて待っているから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

空白に添える 歌詞

空白に添える(http://www.nicovideo.jp/watch/sm28011780)の
歌詞です。

閲覧数:717

投稿日:2016/01/17 13:10:41

文字数:850文字

カテゴリ:歌詞

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