「戻ることができたなら。」


 肌寒い秋の風が頬を撫でる。錆びついた公園、夕暮に染まる。
 目をとじて思い出すんだ。昨日のことのように蘇る真新しい記憶。
  毎日が楽しくて、それだけでよかった。
  君と笑い合って、バカしあってさ。
  もしもあの頃に戻ることができたなら、
  ちゃんと伝えたのに。お願い…戻って。


 秋の欠片がひらりと舞い散る夜に、見かけた君と、笑顔のあの子。
 目をとじて走るんだ。溢れる涙が、零れてしまう前に、全力で。
  毎日が楽しくて、それだけでよかった。
  君と笑い合って、バカしあってさ。
  もしもあの頃に戻ることができたなら、
  「好き」って伝えたのに。お願い…聞いて。


 あの頃の君は、私を見ていてくれたのに
 あの頃から君は、あの子のことしか見なくなったね
 君とあの子が笑いあうたび、胸が締め付けられて、溢れ出す涙をこらえて。
 もう忘れよう。君のこと。もう涙を流さないために。
 叶うことのない恋はゴミ箱へ捨ててしまおう。
 さよなら私の…


 毎日が楽しくて、それだけでよかった。
 君と笑い合って、バカしあってさ。
 もしもあの頃に戻ることができたなら、
 ちゃんと伝えるね。


 「ありがとう。」


 
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

戻ることができたなら。

 もしもあの頃に戻ることができたなら
 ちゃんと伝えるよ。
 素敵な初恋をありがとう。



 Aメロとかわかんないんですが…
 読んで下さってありがとうございます(*´∀`*)

閲覧数:120

投稿日:2012/01/24 18:16:22

文字数:539文字

カテゴリ:歌詞

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