いつ見しとても知らず
ただ乞うる恋届かず
袖濡らす夜更け
空に有明の月
鳥は高らか恋の唄

秘めし思いを
抱えては霜降る
胸きしませ波の音
この思いを伝える声の音(こえのね)を
嗚呼 教えて夜明け鳥

海こえる
つばさがあれば
今すぐに
まどろんだ
あなたのそばに
舞いおりませう

風吹かば消えるよう
細い命のともし火
同じに消えゆく
思いならば悩まず
立つて歩いて恋の花

過ぎし夕暮れ
連れ立ちゆく雁に
思いあずけ西の空
願い叶わずはかなく散るなら
嗚呼 伝えていつの日か

ほたるびの
ひとつになつて
舞い消える
夕涼む
あなたのそでに
そつといませう

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ゆく蛍

伊勢物語
この辺の古典、短歌が大好きです。

閲覧数:208

投稿日:2010/02/03 22:45:56

文字数:282文字

カテゴリ:歌詞

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    ご意見・ご感想

    このたびは、歌詞募集に応募頂き、ありがとうございました。
    どれもとても素敵な歌詞で、私ごときが選考するのは申し訳なかったのですが、
    今回は、他の方の歌詞を採用させて頂くことになりました。

    私の一方的な都合でご連絡が遅くなり、申し訳ありませんでした。
    またご縁がありましたら、ご一緒させてくださいませ。
    ほんとうにありがとうございました。

    2010/01/23 15:13:51

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    感冒

    ご意見・ご感想

    投稿ありがとうございます^^

    ようやく今週末に締切となりますので、
    また来週にでもご連絡させてくださいませ。

    2010/01/11 10:33:53

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