この花の名を知らないまま歩いてきた道には
きっとまたそっと咲き続けるだろう
何度となく僕たちは行き交いすれ違い気づかないままで
互いに添える花を

生まれた時代だけただ重なった孤独な世界だ
感情も人生観さえ交わることはない
名も知らぬように

枯れゆく木の葉が舞い散る街を
見渡せば寂しくもなるけど
いつか見た名も知らぬあの花のように
いついつまでも
色鮮やかな輝きにも似た微笑みを

陽が沈むときも月の明かりに照らされるときも
ずっとただ待ち続けているだろう

命すら記号で呼び出されてく無機質な価値だ
胸の内側にあるかさえ信じられなくとも感じられなくとも

あの花の名を僕に知るすべは無いのだろう
たとえ隣に君が立ってたとしても

空は雨に覆われ傘を差して
見渡せば誰もが同じように顔を俯けて道を歩いてる
互いに添える花が

咲きほこっているのに気づかないまま
僕たちは行き交うだけで名も知らずに繰り返してゆくけど

その花は雨粒にはじけて微笑んでいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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* - flower - feat. Hatsune Miku

閲覧数:41

投稿日:2021/05/01 09:03:48

文字数:428文字

カテゴリ:歌詞

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