夏の雪兎 巡音ルカver
作詞 花田秀彦
作曲 Johannes.Maria.T
夏の雪兎
かなかなと鳴く蜩は 夕闇の中の道標
二度と会えない人たちを 迎える火がともる
林の奥で揺らめいてる 提灯の列が増えるころ
時の穏やかな盆地には 夏の夜が渡っていく
あなたの胸に抱かれていた 幼いころの写真たちは
少しずつ 少しずつ 記憶と褪せていくのだろう
あなたが白い装束を着た あの冬の雪兎は
ふんわうり ふんわうり 跳ねながら
泣き続けた夜から 赤い目の蛍になる
祭囃子の笛の音が 火薬の匂いを運んで来たら
宵待ち草の縁側で 星空に耳をすます
あなたの扇ぐうちわ風が 何よりも心地がよくて
いつまでも いつまでも 守られて眠れる気がしてた
あなたをそっと思い編んだ 笹の葉の雪兎を
さらさらと さらさらと 川辺から
あなたに届くように 天の川にながしていく
あなたの手のひらしっかり握り 見上げてたあの花火は
見えますか 見えますか 今でも花を轟かせて
あなたが白い装束を着た あの冬の雪兎は
ふんわうり ふんわうり 跳ねながら
泣き続けた夜から 赤い目の蛍になる
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