夢をみた
作詞作曲編曲 Loro

廊下を駆け回る声 半開きの教室(へや)のドア
差し込む放課後の夕日 いつものお喋りグループ
使い古されたロッカー すれ違う顔のない人

ゆっくりと上る階段 時々乱れる景色
ガラス越しに広がる 紺色帽子の野球部
踊り場を後にして もう一つ上の階へ

歩く歩く歩く
君の待つ音楽室へ
思い出の中へ

白く染まる世界の真ん中で君が笑う
夢をみた
意味もわからない 色も感じない
だけど温かい
幻でも構わない そこに君がいるのなら
それでいい
残り僅かの偶然の中
今だけ傍に居させて

流れる景色は夏を 彩る緑の中を
横切る猫も無視して 難関の坂を越えて
滴る汗を拭って 君が居るはずの場所へ

走る走る走る
自転車を軋ませて
胸の中顔出す 恋の芽と共に

何もない地図の上 手を繋ぎ君と歩く
夢をみた
確かといえる感覚もない
なのに柔らかい
現実では叶わない その指を絡めたまま
満たされて
ほんの少しの永遠の中
このまま傍に居させて

胸に残る切なさ 珍しく今朝の僕は
夢をみた
恐らく二度と会うことはない
なんで今更
日常は変わらない そこに君がいなくても
進んでく
微かに残る記憶の欠片
何度もリプレイした

「もしも」を重ね合わせ 訪れるハズなんてない
夢をみた
今頃どこで何してんだろ
いつかの僕でいさせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夢をみた

がくっぽいどオリジナル曲 夢をみた の歌詞です。

閲覧数:744

投稿日:2013/05/04 17:54:02

文字数:573文字

カテゴリ:歌詞

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