凇(つらら)が 劈(つんざ)いた
落陽は 絳(あか)かった


終列車 寒駅は 冷灰中 長椅子の 白皙は 荊冠に 瞑座する 鍾愛も 窃触も 蹉跌した

幽邃 秘匿 緘されたのは 
怪異 羅刹 と恐れられた
受難 只の 价人哉(かいじんかな)
可惜(あたら) 暗澹(あんたん) 示す嚮後(きょうこう)
氷塊 輓近(ばんきん) 何を想う
疲憊 瘁貌(すいぼう) 舎(しゃ)に窶(やつ)した
畢命(ひつみょう) 圜繞(かんじょう) 凍(し)む柵(しがらみ)
暗夜 冬天 睥睨した

朽(きゅう)駅舎 裨益(ひえき)を 作戦中 粗氷の 枷杭(かせぐい)を 廃壊し 匡輔(きょうほ)する 元凶へ 燧火(ずいか)を 擲(なげう)った

燬然(きぜん) 凛冽 風を燥(かわ)く
熾盛(しじょう) 氷牢 夙(つと)に敝(やぶ)りて
噪聒(そうかつ) 酷烈 赫焉の釁(きん)
瞠若 眼睛 顫動(せんどう)の先
遍満 糜爛(びらん) 幽囚の人
全身 全霊 赬色(ていしょく)做(な)して
徒銷(としょう) 容喙(ようかい) 猶艱(なおくる)しめる

ならば

煓瀛(たんえい) 抛却(ほうきゃく) 微躯は疾(と)くに
拏攫(どかく) 孱弱(せんじゃく) 空漠の腕(かいな)
繁衍(はんえん) 双袖(そうしゅう) 筋骼(きんらく)に入(い)る
譴罰(けんばつ) 焚刑(ふんけい) 愚挙警(いまし)めて
悉皆(しっかい) 殄殲(てんせん) 狭軌は遺り
始発 突軼(とってつ) 「ナニモナカッタ」と
甄陶(けんとう) 黝牲(ようせい) 憾愴涕(かんそうな)く
宛似(えんじ) 偕同 纔(ひたた)忻忻で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬を融かす

https://piapro.jp/t/G6fL
キノ様の歌詞募集への応募作品です。

原曲だけでも一聴願います。

御指摘等御座いましたら都度お聞き頂ければと思います。

閲覧数:173

投稿日:2024/02/10 12:27:23

文字数:687文字

カテゴリ:歌詞

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