まどろむ午後の日差しが
乾いた花を咲かせた
あなたが微笑みかける
セピアに褪せたフォトグラフ
この胸を焦がす甘やかなノスタルジア
そよぐ風にさらわれて
抜けるような青空に浮かぶ月
夢の中でまた出会う
目覚めた淡い希望に
重ねるはかない祈り
あなたがいない世界に
そそいだあの日の日差し
鮮明な色に染まりゆく情景と
変わることのない想い
あなただけが真実と信じていた
迷うこともないままで
ひとつ数え目を閉じ
たどる記憶の欠片
透明に描く追憶のノスタルジア
そこに願いたゆたえば
抜けるような青空に浮かぶ月
夢の中でまた出会う
ご意見・ご感想