babab

冷たい君の指先に
滲んだ汗のひと粒を
見えないふりをしていいの？
明日も今日と同じように
いつから君のその声は
囁く風の音に溶けて
届かぬ願いならいっそ
壊してしまえばいいのに
傷つかぬように
No more need to find, all within your mind...

どこか遠い空を見つめるあなたに
肌をよせて
ふたりだけの長い夜に溺れそう
それは浅い夢だけれど
深い海の底で指と指を絡めて
ほら、わたしはあなたのために歌うの
ここで次の朝を待ち続けるなら
それは甘い夢なのでしょう
風が吹いて雲を運んでゆくように
夜が終わる...

果てしない水平線に
朝焼けのルージュで
鮮やかな夢を描こう
水底に眠る涙を
キミの悲しみを
零さないように
空と海の間
太陽に手が届くまで
雲を引いて走れ
どこまでも加速度を上げて...

頬を刺す冷たい夜は
白む空へ滲むように溶けた
東からこぼれた朝が
眠る街を揺り起こす
右手にはキミの左手
肩を寄せて長い坂を下りる
冬枯れの欅並木が
途切れるまであと少し
動き始める街の中で
ふたりだけの時計を止めて...

蒼く輝く惑星
そこに生まれた奇跡を
その理由を
それは惑星の呼び声
母がくれた温もり
人類が忘れたままの
愛を呼び覚ます歌
ああ、少年は今
ああ、祈りの声を
ああ、希望に変えて...

銀色のグラスに指をかけて
乾いた喉に赤いワインを
ああ、今、終末の夜は更けてゆく
ほら混じって濁って
儚い夢だと知っていたのに
無意味な感傷に溺れそう
ああ、また狂騒と創造の最中へ
ずっと回って踊って
もう、誰も知らない
世界のもっともっと深いとこまで...

黄昏の色に染まる紫陽花は涙に暮れてゆく
雨粒を弾く窓が映すのは幸せのオマージュ
レイニー・デイ
溢れるキミの水たまりに溺れた
レイニー・デイ
遠くに煙るストーリー
降り続ける雨にキミは何を想うのでしょう
ボクと見た青空もこの雨が流してしまうの
雨音が響く部屋は今もまだキミの匂いがした
レイニー・デイ...