銀色のグラスに指をかけて
乾いた喉に赤いワインを

ああ、今、終末の夜は更けてゆく
ほら混じって濁って

儚い夢だと知っていたのに
無意味な感傷に溺れそう

ああ、また狂騒と創造の最中へ
ずっと回って踊って

もう、誰も知らない
世界のもっともっと深いとこまで
このまま連れていって

そう、きっと艶やかなドレスの
肩越しに交わす視線に
瞬くエモーション

過ぎ行く現実を脱ぎ捨てて
このまま覚めない夢に浸ろう

ああ、この歪な心の在り処を
いま壊して溶かして

もう、ここで無くした憧憬を
むき出しにされた心を
暗闇に晒して

そう、きっと秘密の言葉を
傷跡に塗り込めたなら
ゆらめくハルシネーション

もう、誰も知らない
世界のもっともっと深いとこまで
このまま連れていって

さあ、もっと果て無く渦巻く
鮮やかな極彩色の
彼方へ連れていって

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ディーパー・ワールド

閲覧数:227

投稿日:2017/05/05 01:30:02

文字数:373文字

カテゴリ:歌詞

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