[ Apple Alice ]
彼女の持っている真っ赤な林檎を食べれば
どんな願いも叶う。
そんなの,1部にしか過ぎないのに
どこかで放送されるドラマの様に皆やって来る。
『私の,餌食に___』
ふと木の下を見れば兎がこちらを向いていた。
彼(だが彼女だかは分からないが)にご褒美として木の実を投げ捨ててあげた。
しゅた,と軽い音をたてて木から飛び降りる。
音の聞こえる方へ耳をすまし1点に聴覚を集中させて。
その矛先へ,ナイフを投げ付けた。
「ぐはぁ」何て間抜けな声が静かな森に響く。
此処に来た奴らはどいつも呆気無い死に方ばかり。
…それは自分の所為でもあるけれど。
[ Apple Alice ]
彼女の持っている真っ赤な林檎を食べれば
どんな願いも叶う。
けれど。
その林檎を受け取るためには。
『彼女を殺害して,林檎を奪わなければ生きて帰って来れない_______』
*
元々は,私の祖母の幼少時代。
林檎を食べながら未来予測をしていた。
それがどう言う訳か,今の言い伝えに繋がった。
幼き私は,いきなりこんな森の中に連れて来た母に
ひどく反発していた。
外に出たかった。
深く暗い森何て嫌で。
毎日の様に遊びに行っていた。
*
あの時は目の前に起こっている出来事を
信じたく無かった。
母の腹部に広がる赤い血液。
青白く変色した母の身体。
足元に転がるナイフ。
その隣にいた,初対面の青年。
「林檎よこさね-からよ,この婆。」
あれが初めて罪を犯した瞬間とも言えよう。
そのナイフを手に取り,青年のハートの部分目掛けて突き刺した。
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その日から,私は1歩も外の世界には出なくなったのだ。
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