はるかとおくの そらのさきへと
あのひぼくは たびにでたんだ
あてもないまま さまよったまま
たどりついたら ここにいたんだ

すなとかぜが まいあがるそら
ひとりぼっちが ふたりであった
よるのまちが ねむりにつけば
ひとりぼっちが ふたりになった

ごうごうごうと ほしのうた
ごうごうごうと のぞむうた
きんいろのきおくを かかえながら
うちあげられたあのよる へびにたのんだあのよる
ぼくはまた ひとりになった

どこにいても ちかくとおく
あまたのすずが なりひびく
ひとりだけど さびしくないのは
ひとりじゃないと しってるから

遥か遠くの青い星へと 
聞こえますかと応答願った
ヒューと風が吹く音が鳴れば
ストンと何か落ちる音がした

轟 轟 轟と響く歌
ゴゥゴゥゴゥと進む歌
金色の円盤を回しながら
背中をくれたセントール 帆を広げたアルゴノーツ
スイングバイ 手を取り合いながら

どこに行けど近く遠く
小さく大きなあの光
千里を超える遥かな故郷の
無事を願って今は行こう

帰らぬ旅を続けようか
待っている人がいる限りは
世界が真っ白に忘れたとしても
僕は忘れることはないから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

オススメ作品

クリップボードにコピーしました