一人、二人、皆んな去った
一つ、二つ、忘れてしまった
愛しい人が過去になった
幸せだった思い出は全部捨てた
頭上から雨が降り注いだ
あれだけ憎んだ過去の自分と
代弁者の言葉に今も縋っているんだ
生まれてから何年経った?
僕は十分すぎるくらい生きた
母が言うように恵まれてはいたが
子供の頃からの夢だった
立派な大人にはなれなかった
良い出会いもあったんだ
色んな作品に魅了された
僕も作りたいと思ったんだ
それから短い物語を書き始めた
けど段々苦しくなって
いつの間にか書く動機も変わった
自分の為に書き続けた物語は
結局誰からも見て貰えず
自分すら救えなかった
僕は物語を書くことに疲れていた
本当はもう書きたくないのに
これで最後だと思っていたのに
気づけば次の物語の構想を考えて
また下手くそな話を書いている
創作はいつだって苦しい
嫌でも自分と向き合わないといけないから
それでも苦しみを笑いに変えられる人は
心の底から尊敬するよ
一人、一人、孤独と生きた
二人、三人、本音を打ち明けてみた
もう少しだけ生きようと思った
いつぶりだろうか?
心から笑えるようになったのは
言わなきゃ良かった
なんて思うこともあるけど
僕はまた歩くよ
ただいま

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ただいま

閲覧数:72

投稿日:2024/05/11 20:05:48

文字数:525文字

カテゴリ:歌詞

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