『STORIES』


いつか手を取って　声にして笑おう
嗄れた声　曲がった腰も　今までが
あぁ可愛いなって思うんだ

最初はね　ただの擦れ違う誰かで
ゆらゆらと過ぎていく日々に　ふと急に
振り向いてみたんだ　始まりは

待てど暮らせど　長く感じて
君に逢いたい　今日が終わった
重ね重ねた　想いの全て
届いた先に　今が繋がる

どんなになっても見つけてくれる
そんな些細な繰り返し
喧嘩して　誤って　そうやって此処まで来たんだ
幾つになっても変わらないけど
変わる小さなやりとりが
はにかんで　ホッとして　少しずつ明るく照らして
物語が生まれていく


皆どうやって　悲しくて泣いたの
さめざめと　バレないように　我慢して
でもそれじゃ駄目って聞いたんだ

とにもかくにも　言い訳をして
どうしたらいい　明日に持ち越す
迷い迷って　出した答えは
かつて他人の　君が知っていた

予想もつかない勝負みたいに
一つ一つが楽しくて
ズルをして　怒られて　何回もやり直してみた
後悔したって構わないから
ポツリ　ポツリと　教えてよ
我が侭で　でも何処か　あべこべな不思議な温もり
きっとすぐに解るから


遠かったはずの何かが　目の前で光っている
それが何かは　気付かなくて
触れた指先で弾けた　キラキラと　キラキラと
輝いたのは　微笑んだのは


一生一緒に　どうぞこれから
ちょっと幼い不器用さ
有難う　有難う　一歩ずつ心を揃えて
どんなになっても見つけてくれる
そんな些細な繰り返し
喧嘩して　誤って　そうやって此処まで来たんだ
幾つになっても変わらないけど
変わる小さなやりとりが
はにかんで　ホッとして　少しずつ明るく照らして
物語が生まれていく
物語は続いていく