ゲージ「…雪…」

ゲージは外に出ていた。もうあの事件から一年が過ぎたかと思うと、とても懐かしく思えてきた。
そうだ、彼女が今の姿になってから一年。

ゲージ「もう、年末かあ…」

【結ばれる過去と未来~これからの私、昔の私】

ララ「あれ?ゲージちゃんは?」

ララはゲージに用があるのか、ゲージを探していた。

ラル「ゲージなら、外に出たんだけど…」

ララ「そう?有り難う。ラル。じゃあ外に行くね!」

ラル「外は寒いから気をつけてね~!」

ララ「うん!」

ララは防寒着に着替えて外へ出て行った。

ラル「そう…もう歯車が廻ってから一年…彼女達の心の歯車が…」

****************************

ララ「あ、ゲージちゃん!」

ゲージ「ララ…」

ゲージはララを見る。

ララ「今日、ゲージちゃんの誕生日でしょ?だから、パーティの準備。してあるよ?」

ララは笑顔でそう言った。

ゲージ「そうか…」

ゲージは空を見ている。

ゲージ「私って…何処に居たんだろう…何処に居るんだろう…私は何を結ぶんだろう…自分が何処にいるか、何の為にいるか。分からなくなってきちゃった」

ゲージが言った言葉はララには分からなかったらしく、ララは呆然としていた。でも…
                          
ララ「ゲージちゃんは此処に居るよ。そして私…ううん、私達が必要としている。それが確かな事だよ」

ララは、ゲージの手を握りながら言った。

ゲージ「…有り難う。ララ…。じゃあ、帰りましょうか?」

ララ「うん!おいしいケーキが待ってるよ!」

そう言ってララはゲージの手を引っ張った

ゲージ「え、ララちゃん…」

ララ「早く行かないと、ミレカちゃんやビオレちゃんも待ってるからね!」

ララの笑顔はとても可憐で、輝いていた。

ゲージ「…そっか…私が守りたいもの…此処にあったんだ…」


…私の守りたいものが此処にあるから、私は此処に居るんだ。私はきっと、ララやミレカ、ビオレ達を守りたいんだ…

「ハッピーバースデイ…そして、ハッピーニューイヤー!」

私は大空に向かって叫んでいた。

明日からは新しい一年。
去年廻り始めた歯車は、また新しく廻り始める。

私は一年の節目に生まれたんだね。多分、それは今年と来年と…時代を結ぶ為の存在だから。

ゲージ「明日から…2012年…」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

結音ゲージ誕生日短編小説

という事で今年最後の小説になると思います。
今年だけで150以上の小説書いてた…。
来年も頑張ります!
多分もうすぐこっちの活動も多くなってくると思います。
最近別サイトで特訓してたので。
では、今年はどうもありがとうございました!

閲覧数:41

投稿日:2011/12/31 16:37:44

文字数:1,016文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました