ゲージ「…雪…」
ゲージは外に出ていた。もうあの事件から一年が過ぎたかと思うと、とても懐かしく思えてきた。
そうだ、彼女が今の姿になってから一年。
ゲージ「もう、年末かあ…」
【結ばれる過去と未来~これからの私、昔の私】
ララ「あれ?ゲージちゃんは?」
ララはゲージに用があるのか、ゲージを探していた。
ラル「ゲージなら、外に出たんだけど…」
ララ「そう?有り難う。ラル。じゃあ外に行くね!」
ラル「外は寒いから気をつけてね~!」
ララ「うん!」
ララは防寒着に着替えて外へ出て行った。
ラル「そう…もう歯車が廻ってから一年…彼女達の心の歯車が…」
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ララ「あ、ゲージちゃん!」
ゲージ「ララ…」
ゲージはララを見る。
ララ「今日、ゲージちゃんの誕生日でしょ?だから、パーティの準備。してあるよ?」
ララは笑顔でそう言った。
ゲージ「そうか…」
ゲージは空を見ている。
ゲージ「私って…何処に居たんだろう…何処に居るんだろう…私は何を結ぶんだろう…自分が何処にいるか、何の為にいるか。分からなくなってきちゃった」
ゲージが言った言葉はララには分からなかったらしく、ララは呆然としていた。でも…
ララ「ゲージちゃんは此処に居るよ。そして私…ううん、私達が必要としている。それが確かな事だよ」
ララは、ゲージの手を握りながら言った。
ゲージ「…有り難う。ララ…。じゃあ、帰りましょうか?」
ララ「うん!おいしいケーキが待ってるよ!」
そう言ってララはゲージの手を引っ張った
ゲージ「え、ララちゃん…」
ララ「早く行かないと、ミレカちゃんやビオレちゃんも待ってるからね!」
ララの笑顔はとても可憐で、輝いていた。
ゲージ「…そっか…私が守りたいもの…此処にあったんだ…」
…私の守りたいものが此処にあるから、私は此処に居るんだ。私はきっと、ララやミレカ、ビオレ達を守りたいんだ…
「ハッピーバースデイ…そして、ハッピーニューイヤー!」
私は大空に向かって叫んでいた。
明日からは新しい一年。
去年廻り始めた歯車は、また新しく廻り始める。
私は一年の節目に生まれたんだね。多分、それは今年と来年と…時代を結ぶ為の存在だから。
ゲージ「明日から…2012年…」
結音ゲージ誕生日短編小説
という事で今年最後の小説になると思います。
今年だけで150以上の小説書いてた…。
来年も頑張ります!
多分もうすぐこっちの活動も多くなってくると思います。
最近別サイトで特訓してたので。
では、今年はどうもありがとうございました!
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