すぐに痛む桃は見てると苦しくなる。
白く、赤みのある桃に自分を重ねた。


当たり、はずれの大きい果実に、
不安を感じ、怒りを感じた。


その繊細さに果実は口をつむぐ。
反論出来ない共通が害虫のよう。


桃を落として泣いた。
戻らない。戻らない。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

桃の悲哀



崩れた桃を見て、少年は泣きながら笑った。
少年は自分を失った気がした。





この詩は昔の私と少年を重ねたものです。
そして今も。
きっとあの時があったから今の私がいる。

閲覧数:60

投稿日:2013/03/14 12:46:27

文字数:127文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました