淡々譚
これはあっという間のこと
大海原 広い その向こう
あんな遠くにある
勇気の雫に手を伸ばす
僕の呼吸と
海の向こうの花枯れ族
波の音 空
どうでもいいくらい 生きてる
話す
淡々譚だけ
燦々捧ぐよ
ほんのちょっとの愛
こんなパッと思いついたこと
言うなればただの戯言
あなたは笑うのでしょう?
言う気も無いけど 可笑しいな
僕の呼吸は
静かな海に漂うだけ
手を振る花枯れ族
こんなに静かに死んでいく
灘 まだ灘 そうだ
ただ ただただ 痛い
まだ まだまだ ここに
ただ ただただ 居たい
それだけなの
蒼海とこの場所を見ているだけ
いつだって過去を思い出している
こんな単純な事だったんだって
いつだって後悔ばかりしてるの
あっという間の歌
快晴と海と僕だけ
どこかへ消えた花枯れ族
「勇気の雫を取りに行こう」
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