[Intro]
太陽 砕け落ちる日まで
君を忘れはしないから
どうか ゆるさないでいて
痛み 与えつづけて
[A1]
夕立の中 はらりはらりと散る花びらに Ah
エゴと知っていて 涙流す
……ごめんね
[B1]
君の手を離したのは わたし
それなのに虫が良すぎるね
後悔の代わりに誓う
『正しく在る』
今日も明日も ああ あさっても
[S1]
太陽 砕け落ちる日まで
君のためだけ生きるから
どうか ゆるさないで そして
痛み 与えつづけて
白も黒も青も赤も
線も点も消えてしまっても
かわした言葉
繋いだ手の温もりは消えない
[A2]
風に揺れている花びらには
奇跡なんて見えない
だけど なつかしい まぶしい
ああもう 表しきれない
[B2]
そう 季節がめぐっても 景色が変わっても
君を中心に 回り続けるだけ
[S2]
月も星も空から堕ち
歌も音もない混沌に
支配されてもかまわない
ここにいられるのなら
君の愛するこの世界
ぎゅっと抱きしめて眠る
あの日の君の香りが
どこからともなくする
[C]
君が大好きって
わたしみたいって
渡してくれたオレンジを
[S3]
太陽 砕け落ちる日まで
君を忘れることないよ
熱いまなざしもえくぼも
無理した泣き笑いも
君の愛するこの世界
ぎゅっと抱きしめて眠る
どうか ゆるさないでいて
痛み 与えつづけて
明日も輝いていて
ブラッドオレンジ
リオネ様の曲に作詞したものです。
(曲はこれから投稿されることと思います)
太陽は常に空にあるもので、自分が死ぬまでの時間、宇宙的に見ればごく短い時間で砕け落ちることはあり得ないでしょう。
そして歌い手にとっての「君」は太陽のような絶対的な存在でした。
ずっと一緒にいられるとも思っていました。
そんな君を裏切ってしまった歌い手は、日々太陽を見るたびに苦しくなります。
それゆえ太陽に向かって君に対峙するように謝り続けています。
もう君には会えない歌い手ですが、太陽には会えるし、君の素晴らしい活躍は見聞きしています。
だから太陽と君をいよいよもって重ねて見てしまいます。
そして太陽によく似ているオレンジ、「歌い手みたいだ」と君が言ったオレンジを見るたびに狂おしい気持ちになります。
当時、君と歌い手は同じような人間だったから。
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