a
拾い上げた絵が 崩れていく
掌から零れていく 涙はひとつ ふたつ
壊れかけた猫が 歌っている
心から滲んでいく 希望はひとつ ふたつ

b
あなたが見えない 舟の上はがらんどう
海に漂う舟 ひとつ 僕ひとつ

s
あなたはどこでしょう
ぼくはどこでしょう
あなたとぼくのちがいは
なんでしょう
愛を歌う 僕ではないあなたへ
愛を

a
祈り捧げた声が 掠れていく
唇から溢れていく 哀はひとり ふたり
夢に描いた空が ほつれていく
蜘蛛の糸は千切れて 悲嘆はひとり ふたり

b
あなたがいない 舟の上はさみしくて
空を揺蕩う雲 たくさん 僕ひとつ

s
あなたはどこでしょう
ぼくはだれでしょう
あなたがここにいた証
消えてしまう
哀を歌う 僕ではないあなたへ
哀を

c
心の中で生きる あなたへ 愛を
消えてしまう僕へ 哀を
ぼくではなかったあなたへ あいを

s
あなたは空でしょう
僕は海でしょう
あなたを映して色付く

あなたがもういないのならば

僕もいなくなってしまおう。

アイを歌う 僕であるあなたへ
アイを

共に消えてゆこう
共にきえてゆこう
ともに、アイを

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

葬送

喪われた人は、生きている人の心の中で、記憶として生きています。
それは喪った人は生者の魂の一部のなったということでしょうか。
でも貴方がそばにいないことがたまらなくさびしい。

そういう歌詞を書いてみたかったので。

閲覧数:140

投稿日:2012/07/30 22:15:29

文字数:495文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました