一番目アリスは勇ましく
剣を片手に不思議の国
いろんなものを切り捨てて
真っ赤な道を敷いていった

そんなアリスは森の奥
罪人のように閉じ込められて
森に出来た道意外に
彼女の生を知るすべはなし

「血で出来た…道?」

歌詞と同じく真っ赤な道が出来ている。

他に道が無いので行く事にした。

どのくらい歩いたか分からない。
いい加減、飽きてきた頃、何かを蹴った。

カラン
剣だ。

多分、一番目アリスの使っていた物だろう。

「ぅう…あ"ぁ"…」

唸り声が聞こえる。
きっと一番目アリスだろう。

「ここから…出せ!」

ガンガンガン!!
扉を叩く音が聞こえる。

「可哀想だろう?」
「!!」

耳元でメイコの声が聞こえる。
いや…メイコに化けた夢だ。

「君が彼女を楽にしてあげて?」

夢は、先ほど落ちていた剣を渡す。

「っ!」

時が止まった。
有紗だけが止まっている。

『私が殺れば良いんだろう?』

有紗からもう一人の有紗が出てきた。

ガチャン
扉に付いていた錠を落とす。

「なんだ?貴様は」
『お前を消す者だ』
「え?…うわぁあぁぁあ!!?」

一番目アリスは永遠に出る事は無かった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

人柱アリス@一番目アリスと

とりあえず、歌詞が違っていても気にしない!←

とりあえず雰囲気が出てれば良いんだ!!

閲覧数:428

投稿日:2010/02/10 23:30:15

文字数:507文字

カテゴリ:小説

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