Hail to the queen

Hail to the queen
(詞曲編:murasaky)

この雪のように心の底へ
迷いながら降り積もる感情の名を
尋ねても答えは出ない
それはきっと誰もが持つものなのだろう

時に涙を流した人を
美しいと描くことがあるけれど
その涙の理由如何で
それはきっと醜い容になるだろう

生まれたときからプログラムされた
例えるなら基盤の上をただ走るような電子のひとつ

Hail to the queen いつから聞こえてたの？
その声に耳を澄ませていたら
こうしてあなたとの出会いまで
Hail to myself 憎むことなどなかったのに
静脈の中 流れる熱い悲しみの
糸ほどかず結んでしまう私に祝福を


新しい朝の匂いまとった
黒いドレスに映える細い手首
野薔薇の棘を秘めたような目で
見つめるのはもう少しお預けにして

絡まる鎖を解き放つことが
必ずしも自由をもたらすことじゃないとしても
このままで

Hail to the queen 幸せはいつの間に
与えられたことすら気づかぬまま
手のひらから離れていくだけ
Hail to myself 刹那の快楽求めてた
それくらいなら許されるかな 悲しみの
芽を摘まず育ててしまう私には難しい？

Hail to the queen この扉の向こうに
掴み取ったはずの一筋の未来
やっぱりあなたとの別れまで
Hail to myself 憎むことになるのでしょう
ああ 静脈の中 流れる熱い悲しみの
涙受ける器は私の心だけじゃ足りない