カチカチッ・・・


カガミネリン・レンホゾンサキ・・・

<ゴミ箱>



今日もまた、‘ゴミ箱‘にはいろんなものが降ってくる。
「アプリ」やら「お気に入り」やら。

しかしある日、こんなものが降ってきた。
「黄色の二つの音」


~~「消えてゆく音」~~


「ねぇ、レン・・・」

ココに来てから、初めてリンがしゃべった。

「・・・どうしたの?リン」


「リン達・・・捨てられちゃったのかな?」
「・・それは分かんない。」

そうリンが聞きたくなるのも分かる。

次々と落ちてくる「いらなくなった物」
その「物」が僕たちなのかは、まだ・・・分からない

「なんでかなぁ・・・?リン達、いっぱい歌ったよね!」
わざと明るい声でリンは僕に話しかける

「あんな曲とか!二人で一緒に歌ってさ!ミク姉とかも・・・」
「リン」
僕は少し声を大きくした。

「カイ兄とかメイ姉とかもさ!見てて面白かった!」
「・・・」

僕は口をつむんだ。

「・・・もう皆とは、だいぶ前に合わなくなったけど。」

そう、ミク姉やメイコ姉さん、カイトももうだいぶ前に・・・

「会いたくても、会えなくなったよね」

「・・そうだね」

削除された。

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「消えてゆく音」第一話

消失的な?

閲覧数:139

投稿日:2011/06/24 22:01:28

文字数:515文字

カテゴリ:小説

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