【追憶ピエロ】
a
ひとりになった 孤独を知った
信じていた手は どこにもなかった
a
寂しかったこと 泣きたかったこと
それでも顔には 出さなかったこと
b
誰を恨めばよかったんだろう
誰を憎めばよかったんだろう
つまらなく愛おしい毎日を
僕は僕らしくいたいだけだったのに
s
返してよ
楽しかったはずの時間を
大人になって思い出せるようなときを
帰りたいとは
二度と思えないけど
返してよ 無邪気だったはずの日々を
a
きっかけなんて わからなかった
教えてくれたら きっと変われた
a
惨めだったこと 悔しかったこと
それでも誰にも 言わなかったこと
b
あの日の僕に何ができただろう
あの日のことは今じゃまっさらだ
皮肉にも祝われた卒業(サヨナラ)の日に
僕は何かを残したかったはずなんだ
s
返してよ
胸を張れたはずの時間を
大人になって笑い合えるような軌跡を
楽しげな写真(かお)
見る度に思うのは
「ねえズルいよ」 今も笑ってるなんてさ
c
見返してみたいと 心で生まれた声は
白い目に そっと潰されたんだ
ただただ選ばれた それだけの理由から
始まった ピエロの独り舞台
今になって記憶が 糧になり刺になる
あーあ、これが君に突き刺さればいいのにな
s
真っ黒に
歪み切った僕の自我は
大人になって突然熱を帯びたようだ
言いたかった
「幸せそうな君も」
知るといい 癒えない傷の痛みを
s
返してよ
楽しかったはずの時間を
大人になって思い出せるようなときを
帰りたいとは
二度と思えないけど
返してよ 無邪気だったはずの日々を
返してよ…
僕の心を…
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