甘ったるくて癖のあるドクターペッパーのせいでなんだか
初夏の匂いを感じた リアム・ギャラガーの歌
遠い昔にすれ違ったお前の顔を覚えている
もうどれだけ年老いても忘れないような 気がしている

手を伸ばしても何だか 遠退くばかりの
その辺に転がってそうな夢の話など
不幸比べの末に表彰された煩悶の
足元にも及ばない 僕のヒストリー

誰も救えない言葉の断片を
さも意味ありげに置いて芸術を気取っている
透明な風に吹かれりゃ 何れは嵐になるかな
口遊め、又三郎

とうにアガペーなど過ぎ去った僕らの命が
矮小なまま歌うように 口遊め、又三郎
とうにアガペーなど追い抜いた僕らの軌道で
誰も見つけらんない速度で 口遊め、又三郎

遠い昔にすれ違った スニーカーの靴底
底の抜けそうな見窄らしさを
見せ合うようにして燥ごう
小さな風をあつめて吹かす
口遊め、又三郎 口遊め、春に嵐を

スーパーソニックぐらいの風速で
邪魔立てする全てを突き破って
朝焼けを拝みに行こうぜ あの天国みたいな
初夏の匂いを感じる 何度も過ぎた季節の中で
足元にも及ばない お前の煩悶など

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無人探査機Kからの信号

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投稿日:2025/04/27 14:40:19

文字数:479文字

カテゴリ:歌詞

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