終わりかけた蛍火
夏の残りを愁う様
残像を 追いながら
気持ちも揺れる

初めて聞いた 言の葉が
胸に響く
破裂しそうな 心臓を 
君には秘めて

素直じゃないあまのじゃく
余裕振って強がり
浴衣の袖 摘む指
少し震えていたくせに


違う歩幅合わせて
気遣うなんて生意気ね
君の背は いつの間に
私を越えた

人差し指を 唇に
誘う合図
草履を脱いで 石段へ
鬼さんこちら

本音はまたかくれんぼ
捕まるまでお預け
お面の下 笑う顔
今は見せずに焦らすから


もうすぐで お祭りもお仕舞い 
夜空へ 打ち上がった花火
溶暗に 紛れながら寄り添う 影二つ



―――――――――――――――――――――――――――――――――
おわりかけたほたるび
なつののこりをうれうよう
ざんぞうを おいながら
きもちもゆれる

はじめてきいた ことのはが
むねにひびく
はれつしそうな しんぞうを 
きみにはひめて

すなおじゃないあまのじゃく
よゆうぶってつよがり
ゆかたのそで つまむゆび
すこしふるえていたくせに


ちがうほはばあわせて
きづかうなんてなまいきね
きみのせは いつのまに
わたしをこえた

ひとさしゆびを くちびるに
さそうあいず
ぞうりをぬいで いしだんへ
おにさんこちら

ほんねはまたかくれんぼ
つかまるまでおあずけ
おめんのした わらうかお
いまはみせずにじらすから


【もう】すぐで おまつりもおしまい 
よぞらへ うちあがったはなび
【よう】あんに まぎれながらよりそう かげふたつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夜光遊戯

yama-daiさんの曲に合わせて書いてみました!
http://piapro.jp/t/70y1

年下の幼馴染みと、ちょっと特別な夏の終わり。
妄想を炸裂させてみました。ホントはリンゴ飴も出したかった…!

【】は一つの音符に乗ります。

閲覧数:99

投稿日:2012/10/11 01:46:50

文字数:657文字

カテゴリ:歌詞

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