山々に囲まれた
様々な種族が住んでいる里
一角獣の集団
その中に角の無い子供がいた

ふと群れから離れて
ふらふらとさ迷うと
混み合った道の隅に
小人達を見つけた

小さな歌が聞こえてくる
誰も気付いてないけれど
僕はちっぽけな存在だから
君の目線と同じでいられる

周りから見向きもされず
落とした物をただ拾う日々
それでもその小さな顔には
笑顔がいっぱい溢れていた

ある小人は言った
「自分の出来る事はこれくらいしかないのだから」
ある小人は言った
「でも、この思いが誰かに届けばいいな」
ある小人は言った
「それが僕達を支えてくれるものへの恩返し」
小人達は声を揃える
「そうしたらいつかちっぽけな僕達でも気付いてもらえるだろう」

今日も彼らは歌い続ける
その行為に意味は無くとも
今日も彼らは歌い続ける
力強く、騒音より小さな音で

明日も…
その次の日も…

小さな歌が聞こえてくる
誰も気付いてないけれど
僕はちっぽけな存在だから
君の目線と同じでいられる

一つ何かが欠けていたって
二つ良い事を見つければいい
この姿は僕が僕である証
人生はまだまだこれからさ…

山々に囲まれた
様々な種族が住んでいる里
一角獣の集団
その中に角の無い子供がいました

ただそれだけのお話

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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小さな歌

サザエさんって髪の毛とかした事あるのかな?

閲覧数:31

投稿日:2010/11/29 23:14:16

文字数:546文字

カテゴリ:歌詞

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