Moon Light(むんらい)
大空に 笑ってみて
この世界の隅で
「君は独りじゃないんだ」と
私が傍に居るよ
だから今 照らしてよ 世界を 

君が躓(つまず)き 転んで血を流す
君を揶揄(やゆ)した 人は目を逸らす
「傷だらけでも 偉くはないんだ」と
知らず知らずに 決めてた限界

「生まれて死ぬだけさ」と 君は呟(つぶや)いた
「そんなことはないさ」と 私は繋いだ 君の手を

Moon Light
渦巻いた 悲しみとは
弱虫な証拠
「僕は強くはないんだ」と
涙に溺(おぼ)れては
Moon Light
「けどそれが 強さだと
信じて欲しいんだ」
生き方に答えはないんだよ
空に羽広げ
だから今 照らしてよ 未来を


過去を憎んだ 君は問いかける
「僕を許した 奴は誰なんだ?」
意味のないことを 繰り返す日々に
嫌気がさして 刃物ちらつかせ

「幸せはないんだ」と 君は呟いた
「苦しみだけじゃない」と 私は歌った 無意味でも

Moon Light
「悲しみに 埋もれないで
君だけの鼓動
私にはない音楽を
君は奏でられる」
Moon Light
だから今 大声で
叫ぶ世迷言(よまいごと)
「いつ幸せになれるのさ」
まだ 見えない未来眺めて
「照らしてよ 見せてよ」



悲しむことに 意味があるのなら
期待外れでもいいから
俯(うつむ)く暇が あるというのなら
月を見上げてみて


ほら 
見えるでしょ? 綺麗な色
君を照らす惑星(ほし)
目指す世界は汚くて
でも 笑える世界
Moon Light
今すぐに 呪ってやる
過去も未来地図も
「どれだけ無茶でもいいんだよ」
見たことない自分を照らせ
「ほら行くよ 未来へ」

※私=鏡音リン 君=リンから見たレン 僕=鏡音レン

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Moon Light

「リン、僕はもう歌えないかもしれない」
「大丈夫、私がいるから諦めないで」
「どうすりゃいいんだよ」
「レン、一緒に月見ない?」
「え?」
「今日満月だから、ね?」
「綺麗だね、月」
「うん、レンはこうでなくちゃ」
「何?」
「なんでもない」

伊藤由宇さんの歌詞募集のために書かせていただきました。

閲覧数:99

投稿日:2016/02/21 23:41:48

文字数:749文字

カテゴリ:歌詞

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