森の迷路に入った姫
光を失いし瞳に写る
深い暗い緑の中に
紅く鈍く淡く光るバラ

ただ枯れて朽ちていくのなら
この手で摘んであげましょう
紅く染まった花びらが
私の周りで狂いざく

バラの香りは甘い誘惑
気づかぬところに棘がある
酔いしれ惑うものたちは
気づいた時に傷が付く


緑の上で想う姫
光を失うバラを見る
その体に通る血潮が
たちまち熱を失っていく

命は一時光り輝き
消えゆく運命と聞きました
逃れられない道ならば
私が自ら消し去ろう

バラの香りは人を酔わせ
人をとりこにしてしまう
棘の痛みも感じずに
眠りにいざなう紅い花


愛を失った目は光を失い
憎悪が心を支配する
それはやがて変化を遂げ
この世を隠す闇となる


紅い光は目をくらませ
人の心が奪われる
あたたかな光はやがて
冷たい地面に落ちる


夜の森に紅く光るバラがあった
隣にはバラに囲まれた姫が眠る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

The Princess Rose【調整前】

*遊夜*さんのイラストから作詞してみました
http://piapro.jp/content/owbl70e9dxjkfjkt

まだ字数合わせとか調整する部分はあるのですが
曲を作りながら合わせていこうと思っているので、
全体のストーリー的な構成をUPしております

閲覧数:164

投稿日:2009/07/15 23:41:38

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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