今日に媚びた私は
遣る瀬ないまま閑散とした街を歩く
スーツも窶れて
今日も月並みの感情が私を縛る
廃墟の都市は蒼然としたままでぼやけた夜を映す
痛いくらいの優越感を手にいれたのに
ため息に紛れる価値観は壊れて逃げてく
蒙昧なアイロニーに浸って一杯になってもう食べられない―
笑 笑 笑 笑ったって 痛い快感を信じて
これが私の生き方なんてカッコ悪いね
次は
最 最 最 最後って 見たくなくて手をかざす
これが私の存在証明 ご立派に綺麗事を吐いて
バイバイ 夜は溶けていくの―
今日を捨てた私は
絆されたまま何かに肖ろうとしている
化粧も崩れて
今日も人並みの毎日でしたって呟く
馳せるエラーは悄然と化けたまま彷徨う朝を探す
やぶれかぶれの吹き溜まりを手放したのに言の葉を侵した口に広がる血は甘くて
酔狂なアイロニーに倣ってふくれちゃってもう歩けない―
笑 笑 笑 笑い声を 吸い取る夜は深くて
明日も明後日を信じるなんてカッコ悪いね 僕は
最 最 最 最初から知ってましたと手を挙げる
これが私が縛ったプライド
お可愛いご冗談を吐いて
バイバイ 苦しく消えるネオンサインー
輪奈
変わり映えしない夜と私__
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