A
ひたすらに 森から本を
図書館に届ける毎日
受付が それを受け取る
いつの日か 館長に渡る
B
昼過ぎに窓から
顔を覗かせて
演奏(ギター)と歌声(メロディ)を
こそこそ ニヤニヤ
耳を傾ける
A
とある日に 音楽が消えた
受付の後ろを覗いた
本を読む 人がいなかった
次の日も 人も音も無い
B
朝起きて窓から
紙の飛行機を
飛ばしてみたけど

受付の人が開いて
涙を零した
S
「としょかんちょーせんせーへ
おうたがききたいです」
私のこと知らないから
返事こないと思うけど

本に飛行機を挟んで
生きた年だけ
毎日届ける
C
10年も50年も100年目も
信じていた
S
「としょかんちょーせんせーへ
おうたがききたいです」
手紙の数 約3万
本は今回 届けない

次も飛行機を挟んだ
本は届けない
受付がいない

届けられない

E(出来るならA)
館長が まだ戻らない
私はまだ死ねないから
ずっと紙を折り続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

図書館送り

続編があったりなかったり

イメージは、のほほんとした曲調のような感じだったり

閲覧数:90

投稿日:2010/07/27 15:56:52

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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