君の花吐き積んでから
何故か自然と涙が誘われた
その名は
白百合
君の花が時雨れに染まる
僕の瞳が現に触れる
御霊屋の前
真珠理橋の答えとは
見返りか
人の玲瓏か
刹那な陽炎
今日で僕の正体が明かされてしまう
君に最後に伝えたい
僕が居なくなったら黎明が来るから安心してと

僕の現が見えてから
君の瞳は蔑んで
誠か否かと伺い
段々姿を見せてくる
僕の正体魑魅魍魎
その爽籟が
吹き終わったら
君は現世に帰ってしまう
変わり果てた僕を置いて
せめて
運頼みの
遣らずの雨でも
降ってください

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妖界恋の紫電色

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投稿日:2021/08/26 18:48:24

文字数:245文字

カテゴリ:歌詞

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