古い本に出てきた主人公
名前は思い出せない
英雄になった彼は「この世は美しい」と謳った

炎が消える瞬間(とき)の感覚を
感情を 痛みを 傷を
英雄になった彼はこの先ずっと知らないでいる

夢から覚めた
頭の中にはまだ靄がかかっていて
服に染み付いたコーヒーの匂いが
私を現実と繋いでいてくれる
今はただ、冷たい感情の海に溺れていくだけ
今はただ、それだけ

古い本に出てきた主人公
名前は思い出せない
英雄になった彼は「この世は儚い」と嘆いた

英雄になった主人公の
彼に名前はなかった
年老いていった彼は「この世は美しい」と謳った
嗄れた声で また謳った

夢から覚めた
記憶の底にはまだ靄がかかっていて
服に染み付いたコーヒーの匂いは
私を現実と切り離してしまった
今はもう、冷たい感情の海に溺れていくだけ
今はただ、それだけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

織さんに曲つけていただきました(`o´)
本の世界に入り込みすぎて現実と区別がつかなくなってしまう
文学少女の話…だといいな…

http://www.nicovideo.jp/watch/sm25559265
ニコニコ投稿済みですので是非!動画も作らせていただきました

閲覧数:177

投稿日:2015/02/19 20:40:53

文字数:369文字

カテゴリ:歌詞

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