ワカレノウタ
泣いてくれてありがとう
忘れたってしかたないよ
捨てたって構わないよ
最後の君の言葉
君の事 揺らしても
もう二度と目を覚まさない
いつも通りの
公園通りで
懐かしいブランコ見つけた
遠くに靴を飛ばせるかなって
自分の記録に線を付けた
思い出が込み上げたんです
十二月の朝でした
もう二度と君に会えない
寒桜の咲く頃には
今日よりは前を向けるかな
つらいときには笑いなさいって
そんなのいつでもわかっていたよ
ブランコで泣いちゃったんです
君の事を揺らしても
もう二度と目を覚まさない
泣いたら慰めてあげる
忘れたら教えてあげる
捨てたら拾ってあげる
だからもう一度目を覚まして
薄暗い部屋の角の角で
ひざ小僧抱え君を思う
すぐそこに居そうなのにな
嫌ったって愛してあげる
忘れたって思い出せるよ
涙するそれ自体が君の存在証明
泣いたら慰めてあげる
忘れたら教えてあげる
捨てたら拾ってあげる
だからもう一度もう一度
思い出をありがとう
何も返せないけれど
大好きでした
最後の君への言葉
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