朽ちて逝く貴方を見たくなくて
目隠しをして ずっと傍に…

『愛してる』 どんな形をしていても
“貴方”であれば 私は心から
あの頃の様に愛せるわ

笑顔が消えても
声が聞こえなくても
温もりが遠くても

私が代わりに笑うから
貴方に語り続けるから
抱き締めてあげるから


朽ちて逝く貴方は、見たくない…
だって辛いじゃない
だから私は私の目を潰したの

貴方と同じ場所が見られるように…

赤く滲む包帯の目隠し
涙のような 潰された目から流れる血
滴り落ちる先は 貴方の体

そっと貴方に触れた…

強く貴方の匂いが
私を安らがせる

そっと貴方に触れて

手探りで顔を見付けて
哀しく口付けて『おやすみなさい』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

永遠の眠り

戦時中のイメージです。
疫病で朽ちて逝く恋人をずっと抱き締めている少女。
朽ちてどんな姿でも愛しくてたまりません。
でもそれにも限界があります。
少女は自分の眼を潰してしまいます。
鼻は麻痺してしまいました。

「私も貴方と同じになるまで傍に居たい・・・」



※こちらで過去作品一部、連続投稿終了です。

閲覧数:70

投稿日:2011/02/06 09:48:40

文字数:310文字

カテゴリ:歌詞

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