歌おう 肺の底から
痛む脚を引き摺って

征こう 忘れ去られた
彼女が生きた この地を

三日月の夜は 什麽生ね
切羽詰まった百億光年
途方も無い、この海路で
零ではない 空白を埋めるように

不安定な呼吸のリズムで
息を継ぐ、不器用にも

数珠を掻く、祈るようにして
最果てには何があるかな

瓦解した朝に 途方に暮れ
離れた未来 無量大数
それでも目指す この海路で
百ではない 一の全部を望んで

もう何だっていい 上手じゃなくてもいい
変な声でいい 泳ぐという事はね
もう無二って言葉は 無意味に等しい
君の筆致はどうだい? 望むものは書けそうかい

三日月の夜は 什麽生ね
あのミューズが歌うように なぞったライツ
もう脚色も無い この最果て
零ではない 空白を埋めるように

瓦解した朝の その向こうで
不可説の未来を生きる僕らは
舟を編んでいる この海路で
遠い夢想 その一致を望んで

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座標Jにおける歌姫について

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投稿日:2025/04/27 12:40:43

文字数:399文字

カテゴリ:歌詞

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