C
灰色の雲が揺らめく
耳に翳した携帯
無機質な電子音が
すべての始まりで…


A
乾いた掠れ声で
「君を好きになってごめんね」
零れた雫の音
君に聞こえてやしないかなんて
困惑する君 失った愛
目の前が真っ暗になる
…私じゃダメなの？
言い掛けた言葉 抑えた


s
ずっと一緒にいたいよ
手を伸ばしても
すり抜けてく君の影
行かないでよ
もう何も望まないから
もう何も求めないから
…だからどうか、
その代わりに愛を頂戴


A-2
引き攣った笑い顔
無理矢理に愛想振り撒いて
また息苦しくなる
眠れない夜 何日目だろう？
くらくら止まない 頭は既に
苦楽等の区別つかない
…私じゃダメかな…
蝕まれていく 深奥


s
愛は要らないだなんて
カッコいいこと
口に出来るわけないの
お願いだよ
もう何も強請らないから
私の全て あげるから
…だからどうか、
その代わりに愛を頂戴



D
でもね、諦めたくなんかないよ
胸が潰れそうなこの想い
こんなに愛せる人なんて
もうこの世に誰ひとりといないから



s
ずっと一緒にいたくて
好きでいたくて
もう少し信じたくて
また私を
見てもらえる日が来るかな？
…なんて期待しちゃってるの


E
今は何も求めないよ
この距離さえまだ愛しい
大好きだよ、
この気持ちに愛を頂戴