吐いて捨てた言葉がまるで
部屋を汚すゴミくずみたいに
足の踏み場すらない心に
横目で陽だまりを探してる

極論を武器にバリケード築いて
籠城の果てに誰かを傷つけ
守り通した綺麗なこの手で
何を掴みたかったのだろう

上手くいかない事さえ呑み込んで
上手く火をおこせないかな

人ごみに削られ摩耗していく心が
いつか宝石の様に輝くようにと
祈り見上げる飛行機雲

現実は
数式に納めても解の出ないことばかり
清濁はコーヒーに溶かし混んで
割り切れず引っかかったままのあまり
を流し込んで


放たれた言葉がまるで
足取り濁す枷の様に
梳[くしけず]られていく蛹は
四翅を震わせ今を待っている

以弁飾知の張りぼて築いて
受ける言葉も嘘だと気付いて
事績もない華奢なこの足で
どこに向かいたかったのだろう

全て投げ出したくなる 仄んだ霧の日さえ
迷わず進めたなら

弱さにうたれてすり減らしてく心が
いつか鋼の様に意思を持つ様にと
信じ歩める 旅人

現実は
夕闇の先の月を疑う様な事ばかり
星屑を一つづつ拾い集めて
震えてる足元を照らす
微かな光になれ

時間に流され錆び付いて行く心が
いつか結晶の様に花開く様にと
挑み続ける 天つ空

現実は
決意と弱さに誤作動起こしてばかり
ななめ45°から一撃かまして
古ぼけたエンジンで鳴らす 鳴動のアクセルを

涙を溢して溺れてく心が
いつか大樹となり誰かを包むよ
弱虫な鳥に優しい木漏れ日を

間違いを恐れて 失って行くばかり
傷だらけの両手で火を起こして
生きようと 震える心で 生み出す
ライフトロニカ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ライフトロニカ

閲覧数:193

投稿日:2016/08/06 14:23:32

文字数:689文字

カテゴリ:歌詞

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