『黒雨を仰ぐ』
作詞/作曲:葉乃音

また雨だね
夜が昼を食べ尽くした。
うんざりだな
天気予報はいつも雨。

アスファルトの
好きなはずだった匂いも
孤独に染められて
嫌いになっちゃいそうなんだ。

幻の現に
虚空の"毎日"を映してる。
希望とか疾うに消えたものに
縋っても心は持たないから。

抱えきれない言葉も
曖昧な意思表示も
すべてがもう沢山で
遺された手足が頼りだ。

明日を変えれない僕は
厭世的なフリをした。
過ぎていくだけの時に
消えそうな声で返した。

「そっか。」

踏み込めやしない
心の深淵のそばに
寄り添うことさえ
出来ず嫌気が差すんだ。

傘を投げ出して
黒雨にただ打たれていたいよ。
それしか枯れた心で
傷を感じることは出来ないから。

愛だとか、友情だとか。
言葉では足りないから。
せめて今は君のそばで
同じだけの痛みを喰らう。

抱えきれない言葉も
曖昧な意思表示も
すべてがもう沢山で
遺された手足が頼りだ。

明日を変えれなくたって
散々な現実にさ
交わらない君と僕で
反旗を翻したい。

だから

今日を生き抜くことさえ
傷まみれになるけど
弱さを知ってもそれでも
生きてたいと思ってるんだ。

見失いそうな日々だって
結局は心次第だ。
運命に苦杯を嘗めさせて
この言葉で捨て去っていこうぜ。

「そっか。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

黒雨を仰ぐ 歌詞

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投稿日:2021/09/06 21:26:35

文字数:576文字

カテゴリ:歌詞

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