「花火」リライト 3
夢であればと願うたび
揺れる水面に 月が浮かぶ
秋へと渡る 風の中で
まだ私は抜け殻のまま
記憶の森で見つけた背中は
愛しき人
伸ばす指先 遠く離れた
届かない想いを測るだけ
静寂に包まれた闇に
雲間から覗く 朧げな明かり
あなたがくれた微笑みのよう
いつまでも 空いている
心の隙間に
しのび寄る 哀しみを
照らす優しさ
運命を信じてた 出逢いは泡沫
残された者だけが視る面影
あなたがくれた 夜空を彩る
一輪の恋は花火
初めて握った
あの手のぬくもり ずっと忘れない
儚く舞った 一夜の幻
燃え尽きた恋は花火
淡く降る光
今も焦がれる夏模様
夢であればと願うたび
揺れる水面に 月が浮かぶ
秋へと渡る 風の中で
まだ私は抜け殻のまま
幾度名前を叫んだのだろう
愛しき人
翼失くした 渡り鳥なら
届かない想いを背に乗せて
深い霧の出口を探す
終わることを知らない道の行方
あなたがくれた標もなくて
いつまでも 辛いのは
心が涙に
目を閉じて 祈っても
変わらないから
運命を信じてた 別れの末路に
残された者だけが怯えている
あなたがくれた 夜空を彩る
一輪の恋は花火
ふたつの瞳は
同じきらめきを ずっと見つめてた
儚く舞った 一夜の幻
燃え尽きた愛の姿
二度と戻らない
時を流れる夏模様
破れた未来 さよなら言えずに
あなたを抱きしめながら
命が尽きるまで 漂うのだろう
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