沈む茜雲 月白(つきしろ)ほのかに
仰いで掛かるは 帳夜(とばりよ)のすそ

いとし君の影を
胸に腕(かいな)に抱き
のぞむ夢の痕は
とけゆく氷菓子

暮れなずむ 揺らめく陽の
哀しさに 重なるひと

いまは昔 面影知れず
薫る緑 踊る烏珠(ぬばたま)


藍の紗に見ゆる 儚く色づく
かすかに目映い 爪痕愛(かな)し

花に蜜に狂い
刹那とただ急いて
肌の香を抱(いだ)いた
夏の夜(よ)はうたかた

散らされた 星明かりの
優しさに 重ねる日々

約束よと小指を交え
笑み離れた 眼裏(まなうら)の君


道違(たが)え 霞濃くも
残り香に 君を想う

風が運ぶ 呼び声清(さや)か
胸に眠る たまゆらの永遠(とわ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【コラボ用】歌詞募集曲『君影』

sensyuu氏の曲(http://piapro.jp/content/xvl7bzlhzpswuhif)が歌詞を募集されていたので、拙いながらも作詞してみました。

拝聴してまず思い浮かんだのが、夕暮れの優しいような切ないような茜色でした。
そこに恋愛色を付加したら、こういう感じになりました。

言い回しなど、和風を心掛けたのですが……雰囲気にそぐわなかったらすみません。

閲覧数:273

投稿日:2009/07/06 23:43:06

文字数:310文字

カテゴリ:歌詞

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  • sensyuu

    sensyuu

    ご意見・ご感想

    歌詞応募ありがとうございます!
    大人な雰囲気が格好いい歌詞ですね。
    最後の『たまゆらの永遠』という言い回しが特に素敵だと思いました。
    確か『たまゆら』は少しの間という意味でしたよね。(違ってたらすみません)
    それが永遠に掛かっているところに、切なさを感じました。
    本当にありがとうございます。

    2009/07/07 20:24:49

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